院長より一周年のご挨拶
先日、4月9日をもちまして、当院は無事に開業1周年を迎えることができました。
振り返ってみると本当にあっという間の一年でしたが、多くの方々に支えていただき、この日を迎えられたことを心より感謝しております。日々通ってくださるご家族の皆さま、地域の関係機関の皆さま、そして力を尽くしてくれているスタッフのおかげで、こうして一つの節目に立つことができました。
開業当初は5人でのスタートでしたが、秋には新たに心理職を1名迎え、少しずつ体制も充実してまいりました。まだ道半ばではありますが、診察だけでなく心理検査やアセスメント、支援の方向性の検討まで含めて、地域の皆さまのお役に立てる水準に近づいてきたのではないかと感じています。今後もより質の高い医療と支援を提供できるよう、学びと改善を重ねてまいります。
また、この一年を通じて改めて痛感したのは、私たち大人が想像している以上に、子どもたちを取り巻く問題が深刻であるという現実です。学校生活、家庭環境、人間関係、発達特性、社会の変化など様々な要因が重なり合い、子どもたちは日々多くの負担を抱えています。
その一方で、私たち大人が子どもに遠慮してしまったり、摩擦や対立を避けようとするあまり、本来その子に必要な助言や関わりが十分に届いていないと感じる場面も少なくありませんでした。優しさのつもりが、結果として必要な支援を先送りしてしまうこともあります。
当院では、子どもたちの将来を見据え、本当に必要だと考えることは、たとえ耳の痛い内容であっても、できる限り率直に、誠実にお伝えしていく方針です。その場しのぎではなく、5年後、10年後、その子がより良く生きていくために今何が必要かを大切にしたいと考えています。時に厳しく感じられることもあるかもしれませんが、その根底には子どもたちへの願いがあります。ご理解いただけますと幸いです。
2年目も、地域の子どもたちとご家族にとって少しでも力になれる診療所であり続けられるよう、スタッフ一同努力してまいります。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
はりまこどものこころ診療所 院長 三木崇弘
